【良書に親しむ】

東京帰りの疲れも少しずつ落ち着いてきた。
淡々と病院に行き、早めに帰ってきた。
今日は、何も考えず、好きなことをしようと思い、
動画サイトで次郎長三国志の予告版を観て、愉しんでいた。

読書は集中できず。新・平家物語の(一)はもうすぐ終わり。
平治の乱。ようやく頼朝が13歳での初陣を飾る場面だ。

吉川英治の表現は一言でいえば、美しく激しい。
表現として用いる言語が美しい。
源平に生きた戦人や、宿命に翻弄される人たちの息遣いが聞こえてくるようだ。
難しい漢字はいっぱいでてくるが――――吉川文学は王道だと思う。

良書に親しむこと。
人生において、それが大事なことなのだと、しみじみと思う。