2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【病は理解されぬもの】

体調不良。名医に逢いたい。 先輩から、檄を飛ばされる。外傷のない疾病も辛いものだ。正論も場合によっては、刃物になる。「元気になって欲しい」その思いはわかっている。わかっているだけに、行き場のない虚しさだけが、心に陰を落とす。心はいつも傷だら…

【義経にみる『優しさ』と『強さ』】

『新・平家物語』に登場する人物で、どうしても触れずにはおれない人物は、 源義経であろう。 それは単に、彼の歩んだ人生がまことに波乱万丈で、しかもその最終章が余りにも 悲劇的であったということだけではない。 彼の生き方のなかにみられる人間性その…

【雨漏りに悩まされる夜】

家が老朽化してきたせいで、雨漏りが酷くなってきた。神経質な私は雨漏りが気になって仕方ない。こんな雨の日は頚が痛い。 抑鬱も激しい。平家物語のCDを聴く。琵琶の音色が、美しく胸に響いた。目を閉じて聴いていても、描写は難しくても、源平の合戦の景色…

【司馬遼太郎の義経観】

まだ司馬の「義経」は一ノ谷の章をやっと読んだところだ。以前から聞いてはいたが、司馬遼太郎の義経を描く姿勢は辛辣だ。 司馬遼太郎は「判官びいき」というものが嫌いらしい。司馬は忠実に史実を元に、義経の等身大を描いている。それでも、義経を「愛嬌が…

【慢心】

ある人から話を聞いた。うつ病を克服した人がいる。その人曰く「うつ病など『甘え病』だ。うつ病で自立支援を受けている人間など『ダメ人間』だ」と。 あまりの愚かさに閉口した。それと同時に「慢心」というものを考えさせられた。時折「自分は○○を乗り越え…

【司馬遼太郎の義経観】

まだ司馬の「義経」は一ノ谷の章をやっと読んだところだ。以前から聞いてはいたが、司馬遼太郎の義経を描く姿勢は辛辣だ。 司馬遼太郎は「判官びいき」というものが嫌いらしい。司馬は忠実に史実を元に、義経の等身大を描いている。それでも、義経を「愛嬌が…

【慢心】

ある人から話を聞いた。うつ病を克服した人がいる。その人曰く「うつ病など『甘え病』だ。うつ病で自立支援を受けている人間など『ダメ人間』だ」と。 あまりの愚かさに閉口した。それと同時に「慢心」というものを考えさせられた。時折「自分は○○を乗り越え…

【司馬遼太郎の義経観】

まだ司馬の「義経」は一ノ谷の章をやっと読んだところだ。以前から聞いてはいたが、司馬遼太郎の義経を描く姿勢は辛辣だ。 司馬遼太郎は「判官びいき」というものが嫌いらしい。司馬は忠実に史実を元に、義経の等身大を描いている。それでも、義経を「愛嬌が…

【悲運の武将】

その名は上杉三郎景虎。小田原城主・北条氏康の七男として生まれ、幼い頃より人質として甲斐の武田信玄に送られた。 信玄は「関東一の美男子」と謳われるほどの容姿端麗さと、才知溢れる三郎を気に入り、自らの養子とした。 北条と武田の和睦が破れた後でも…

【名将たちに思う】

義経はよく月を見ていたという。 天真爛漫な義経は、実兄である頼朝の仕打ちが、 どうしてなのか、悩んだ。 「兄弟なのになぁ――」 そう呟きながら、月を見ていたのかも知れぬ。 戦の天才・義経も、寂しさを噛み締めていた。 だから、盗賊だろうが海賊だろう…

【義】

歴史ヒストリアというNHKの番組で、上杉謙信の特集があったので、楽しみに観た。 期待はずれの内容だった。謙信については、どのエピソードも知られ尽くされたものばかりだったからだ。 直江兼続が謙信の一番弟子だったのだろう。謙信が掲げた「義」の精神と…

【胃癌の疑い】

今日、くまおばちゃんが入院する病院に新聞と週刊誌を差し入れに行ってきた。 昨日は酷い風邪を食らわされたが、今日になり随分楽になった。リハビリ帰りに病院に寄り、くまおばちゃんを見舞った。顔色も良く、食欲も旺盛。 ただ明日は大腸の検査の為に、食…

【兼継の眼】

御舘落城の前哨戦ともいえる今週の放送。長澤まさみ演じる「初音」はいらぬものの、それ以外は深い内容だったようにも思う。 兼継を見ていると、やはり若き日の先生が二重映しになる。今の時代に映画「新・人間革命」を企画するならば、兼継しかいないだろう…

【パソコン=疲れる道具】

私はIT関係と疎遠になっている。 昔は若さもあって、今よりは身体も良かったし、頭も働いたから、何となく解るところもあったけれど。無線LANだ、Bluetoothだ、アクセスポイントだ、そんなことを今言われても、全く解らないだろう。解らないものを動かさなけ…

【言葉の怖さ】

どうも私の書く文章は誤解されやすい。文章というよりは、私の発する言葉自体にあるのか。私は言葉の選択を間違っているのだろうか。 「人は信用しない」 これはむやみやたらに人を信用してはならぬ、という自戒の言葉でもあるのだが。言葉の表面だけで、言…

【長渕剛を聴きながら】

母は頑なに入院を拒んでいる。3日の入院も嫌だと云う。金銭的な問題ではなく、そのまま家に戻れなくなってしまうのではないかという思いがあるようだ。結局、私が母の通院に付き添いながら、合間を縫って、自分のリハビリを行わなくてはならず。これも致し方…