義経はよく月を見ていたという。 天真爛漫な義経は、実兄である頼朝の仕打ちが、 どうしてなのか、悩んだ。 「兄弟なのになぁ――」 そう呟きながら、月を見ていたのかも知れぬ。 戦の天才・義経も、寂しさを噛み締めていた。 だから、盗賊だろうが海賊だろう…
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