【心は曇り空】
直江兼継の関連書籍を探しに、図書館まで出かけた。
案の定、直江兼継関連書籍は予約待ちだったので、「日本20世紀館」という大きな書籍を借りた。
そして、昔の炭坑の写真が載っている本も借りてみた。
家に帰り、炬燵でくまおばちゃんに見せると、懐かしさに目を細めていた。
「ここがボタ山で、ここが選炭場でな…」
若かりし頃に思いを這せたのか、「昔は炭坑があったから、良かったんだ。おれも若かったな。こういう懐かしい写真を見ると、癒されるよ」と言っていた。
姉たちも懐かしんでいた。
他の奴らは、そんな家族を横目におやつのことで言い争っていた。
体調は全く良くはない。
昼間、10分だけ唱題会に参加。
来月の座談会にA婦人部長が入るとの事を告げられた。
多分、私を慮んばかっての出席だろうと、ピンときた。
有難いことだ。
近くのコンビニで用務員さんを見かける。
私はハンドルを切って、違うコンビニへ行った。
あの時の言葉、「○ちゃんは怨嫉してるんじゃないのけ?いつも同じ悩みだけど」と言われた事が、引っ掛かっている。
昨日、用務員さんのブログを見たとき、ある人が、悩める女子部と思わしき女性にコメントを残していた言葉だった。
同じ言葉を、そのまま私に当てはめて言ったのかと思うと、自分が惨めになった。
その指導のようなコメントには、「四箇の格言」を用いて、「念仏無間」の害毒を説いていた。
その中に、「他者に依存する」とあった。
あぁ、私の相談事は全て「依存」と捉えられていたのかと、思った。
それと同時に、自分の中にその一凶があるとしたらば、何と嫌な人間なのかと、吐き気がした。
今の私は、どうしてもそれを跳ね返す気力がない。
命に刺さったまま、それが致命傷になっている。
見下されながらも、何故に世話になり、頭を下げなくてはならないのか。
複雑な心は消えない。
今日、大好きな銘柄の煙草を買った。
ココナッツフレーバーの薫りも、どこか味気なく感じた。
明日は病院。
朝一番で行かねばならぬ。
曙光、未だ見えず。
暗雲垂れ込めるばかり。