【新・平家物語】
一読しただけでは、物語の輪郭しか捉える事が出来ないので、
もう一度、図書館より借りてくる。
「天地人(上・下)」も息抜きの為に、再び借りる。
今日は風呂に入る前に、白髪染めをする。
明日は母の病院。
背骨が痛い。
早めに薬を飲む。
新・平家物語の若き日の平清盛が、母を憎み、母の我儘に堪え忍ぶ父親を歯痒く思い、
風邪をひいたと寝込み、我儘三昧の母の為に、父から親戚に借金を頼まれに行かされる。
若き日の清盛は貧乏と家庭不和に泣く青春だった。
刀を差していなければ、どこの浮浪児かと見られるほど、酷い身なりで、親戚に頭を下げて借金をし、悔しさと惨めさに堪え切れず、涙を流す清盛。
そんな青春二十歳の清盛を、心に描き、涙する思いだった。